明日香医院
大野明子の著作など エッセイ > いのちを産む
いのちを産む
第1回 小さなお産の家
第2回 お産の姿勢
第3回 分娩台はいらない
第4回 起きあがって産む
第5回 200人の赤ちゃん
第6回 お腹を切らずに産む
第7回 帝王切開の理由
第8回 安産法
第9回 自然分娩へのプロセス
第10回 破水と誘発
第11回 陣痛誘発
第12回 サンタさんの贈りもの
第13回 妊婦と旅行
第14回 妊婦の御法度?
第15回 陣痛促進
第16回 お産とお風呂
第17回 産めるのかしら
第18回 不安の解消法
第19回 おっぱいの不思議
第20回 助産婦の仕事
第21回 産科医の仕事
第12回 サンタさんの贈りもの−−赤ちゃんがやってきた

今日はクリスマスです。

この季節、東京の街は、クリスマスの飾りつけであふれ、とてもにぎやかにきれいです。夜になると、あちらこちらのイルミネーションが、冷気の中で輝きます。私はクリスチャンではありませんが、街に出るたび気持ちがわくわくはなやぎます。神戸のクリスマスはいかがですか。

お産の家にもクリスマスツリーがあります。鉢植えのもみの木をリビングルームにおき、小さな飾りをたくさんつけました。小さな子どもたちが息を飲んだり、目を輝かせたりする様子を見るのが楽しいです。

庭木も2本、小さな電球をたくさん留めつけて、イルミネーションのお化粧をしました。表が暗くなる頃、庭木と室内のツリーの電球を灯します。リビングルームの庭に面した全面は大きなガラス戸になっていて、それぞれの明かりがガラスに映り、幻想的です。また、入院室の窓から赤ちゃんと一緒に眺める庭のイルミネーションも、この世のきらめきのようです。

というわけで、今日は陣痛促進剤の話を続けるつもりでしたが、予定を変更して、クリスマスにやって来た赤ちゃんの話をします。
第11回 陣痛誘発   1 / 3

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